中国は複数の国に接触し、入国管理を緩和して出張者の往来を許可する可能性を議論している。新型コロナウイルスの感染拡大で急停止した経済活動を再開する幅広い取り組みの一環だ。中国は国内の感染封じ込めがひとまず成功を収めたとしており、当局者はここ数週間、アジア太平洋地域の十数カ国に対し、必要不可欠な出張を促進する措置を提案している。事情に詳しい複数の外交関係者が明らかにした。関係者によると、中国当局者は公式および非公式の場で、日本や韓国、東南アジア諸国の外交筋にこうした案を持ち掛けている。韓国とシンガポールは必要不可欠の出張を円滑化する方法について、中国と話し合うことで正式に合意した。両国の政府が発表した。