米カジュアル衣料小売り大手ギャップは、年内の事業継続のため追加資金を調達する必要があることを明らかにした。既に与信枠を使い果たして4月分の店舗賃料は支払いを停止し、手元の現金は半減したという。ギャップは新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、北米では店舗を1カ月以上前から一時閉鎖し、大半の従業員を一時帰休としている。ギャップは23日、2-4月期(第1四半期、5月2日終了)末時点の現金および現金同等物の残高を7億5000万~8億5000万ドル(約810億~918億円)と予想していると発表した。2月1日時点の残高は17億ドルだった。3月26日にギャップは5億ドルの与信枠を使い果たし、配当停止も発表していた。
米ギャップ、追加資金の必要性認める 賃料支払い停止
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