中国サイバースペース管理局(CAC)は27日、テクノロジー機器の調達に関する厳しいサイバーセキュリティー規定の導入を発表した。これに伴い、中国市場で販売される海外ハイテク製品が不利な状況に置かれる可能性がある。この新規定では「必要不可欠な情報インフラ」の運営業者に対して、国家安全保障に影響を及ぼす可能性のある財・サービスを注文する際に、サイバーセキュリティー面からの審査を義務づける。6月1日から実施する。同規定は、米中の貿易協議が中断していた2019年半ばに中国政府が公表した規制草案に盛り込まれていた。CACは、中国からの個人情報持ち出し制限など、草案に含まれていた他の規制案の状況については明らかにしてない。