米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーが5日発表した1-3月期(第2四半期、3月28日まで)決算は、新型コロナウイルスの感染拡大が同社に大きな打撃となったことを浮き彫りにした。映画やテレビ番組の制作は停止され、世界のテーマパークは閉鎖に追い込まれている。1-3月期は新型コロナに絡む損失が14億ドルに上った。営業利益は37%減の24億ドル。売上高は21%減の180億ドルに落ち込んだ。新型コロナの影響がとりわけ大きかったのはテーマパーク部門だ。3月中旬に閉鎖された米国のディズニーランドやウォルト・ディズニー・ワールドよりも前に、上海ディズニーリゾートなど外国で展開するテーマパークが閉鎖されたためだ。