新型コロナウイルスの封じ込め策が米経済の縮小を招き、失業率は6月に17%に達するとエコノミストが予測していることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめた月次調査で明らかになった。ただ、大半のエコノミストは今年後半に景気回復が始まるとみている。調査に回答したエコノミストは、2020年の国内総生産(GDP)は19年10-12月期との比較で6.6%縮小すると予測している。4月の調査では4.9%のマイナス成長が予想されていた。4-6月期には米経済の縮小が加速するとエコノミストはみているものの、回答者の85%は年後半に景気は回復し始めると予想している。7-9月期のGDP成長率については年率8.5%の予想で、前回調査の6.2%から切り上がった。10-12月期の予測は6.7%で、前回とほぼ横ばいだった。