新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の初の治療薬候補が全米の病院に届き始めた。だが、量が限られていることに加え、州や郡、病院によって配分の指針が異なることから、実際に投与を受けることができるかは、患者の所在地が大きく左右する構造になっている。  米医薬大手ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」はこれまで、コロナに感染した入院患者の回復をやや早める効果が治験で確認された(レムデシビルの救命効果は分かっていない)。同社は当初の供給分を連邦政府に寄付し、政府が各州に配分している。