怖い肩こり
様子を見てはいけない「怖い肩こり」があります Photo:PIXTA

中高年ならば、肩こりは誰もが経験したことのある体の不調。慢性的に悩んでいる人も多いだろう。多くの人は「大したことはない」と考えがちだが、中には命にかかわるような重大な病気が表面化したケースもあるので、注意が必要だ。千葉大学医学部付属病院・総合診療科の生坂政臣医師に、「様子を見ていてはいけない心配な肩こり」について話を聞いた。(医療ジャーナリスト 木原洋美)

肩こりで怖いのは「関連痛」
整形外科に行ってしまいがち

 日本人、特に女性にとって「肩こり」は、最も身近で日常的な不調だ。厚生労働省の調査でも、「自覚症状がある不調」の男性1位は「腰痛」で2位が「肩こり」、女性の1位は「肩こり」で2位が「腰痛」となっている(国民生活基礎調査 2013年)。

 ただし、一口に「肩こり」といっても、原因や症状はさまざま。

 筋肉がこわばって重だるい場合もあれば、耐えがたい痛みを発するものもある。一般的な肩こりなら、つらくとも即生命にかかわる事態にはならないが、中には急いで病院へ行くべき「怖い肩こり」もあるので、侮れない。

「どこの病院で診てもらっても診断がつかない」あるいは「何をやっても治らない。私は本当に○○病なのか」など、“謎の病気”に苦しむ患者が全国から訪れる「診断の最後の砦(とりで)」、千葉大学医学部付属病院・総合診療科の生坂政臣医師に、「様子を見ていてはいけない心配な肩こり」について話を聞いた。