2024.9.3
「末期の大腸がん」が主治医を信じて手遅れに…セカンドオピニオンのハードルはなぜ高いのか?
あるステージ4の大腸がん患者が病院で「手遅れ」と告げられたのは、すでに余命2カ月を切った段階だった。その後挽回するチャンスは幾度かあったものの、それを生かすことができないまま、患者は亡くなった。背景には、日本における「セカンドオピニ…
医療ジャーナリスト
きはら・ひろみ/宮城県出身。大学在学中にコピーライターとして働き始め、20代後半で独立してフリーランスに。西武セゾングループ、松坂屋、東京電力、全労済、エーザイ等々、ファッション、流通、環境保全から医療まで、幅広い分野のPRに関わる。2000年以降は軸足を医療分野にシフト。「ドクターズガイド」(時事通信社)「週刊現代?日本が誇るトップドクターが明かす(シリーズ)」(講談社)「ダイヤモンドQ」(ダイヤモンド社)などで、企画・取材・執筆を深く、楽しく手掛けてきた。2012年、あたらす株式会社設立(代表取締役)。近年は医療系のWebサイト、動画制作(企画・ライティング・プロデュース)にも力を入れている。
&慢性痛~知っておきたい慢性痛のホント(横浜市立大学ペインクリニック内科との協働制作)
https://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~mansei2/
あるペインの少女クララ(横浜市立大学ペインクリニック内科との協働制作)
https://www.youtube.com/watch?v=XtZbHzOhAgs
2022年8月、著書『「がん」が生活習慣病になる日 遺伝子から線虫まで?早期発見時代はもう始まっている」を上梓。
2024.9.3
あるステージ4の大腸がん患者が病院で「手遅れ」と告げられたのは、すでに余命2カ月を切った段階だった。その後挽回するチャンスは幾度かあったものの、それを生かすことができないまま、患者は亡くなった。背景には、日本における「セカンドオピニ…
2024.2.14
かつては「不治の病」と言われていたがんだが、治療の進歩や新たな治療法の登場によって「治る病」へと変化している。特に小児がんの10年生存率は大人と比べてもかなり高い。しかし、これまで存在した日本独自のルールに端を発する「ドラッグ・ラグ…
2023.12.31
「世界に恥をさらした集団検診の失敗例」と酷評され、2003年に休止した「神経芽腫マス・スクリーニング」。しかし今になって、その有用性が改めて唱えられている。過剰診断と言われたこの小児がん検診が、実は罹患者の死亡率を半減させていたのだ。…
2023.11.6
線虫がん検査の精度は広告の内容よりもかなり低いのではないかという話題が、かねてより検査に疑念を抱いていた医療関係者らを中心に拡散されている。PET検診界の重鎮による試算もその裏付けとなっている。しかし一方で、PET単独では早期発見できる…
2023.10.25
昨今、GLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬という2種類の糖尿病治療薬が爆発的に売れ、品不足となっている。体重を減らす効果があることで大きな注目が集まり、美容・ダイエット目的の適応外使用が増加しているためだ。本当に必要な患者に薬が行きわた…
2023.9.22
高血圧予防には減塩が必須とされているが、慣れ親しんだ食生活を変えるのは難しいものだ。そこに登場したのが「ナトカリ比」を整えるという発想。東北大学が推進するこの考え方によると、塩分摂取を過度に気にせずに食事を楽しめるようになるという…
2023.5.26
フルマラソンを走りきれる人もいれば、100メートルを走るのもやっとという人もいる。人によって体力はさまざまで、「ちょうどいい運動強度・運動量」が異なるからだ。運動強度を上げていって、有酸素運動が無酸素運動に切り替わり始める転換点がそ…
2023.2.15
2月15日は「国際小児がんデー」。日本では2000~2500人の子どもたちが小児がんと診断されているが、医療の進歩によって約7~8割が治療を終えることができるようになっている。しかし小児がんは治すだけでは不十分であり、そして医療現場では切実に…
2022.11.16
新型コロナウイルス感染症から回復しても、後遺症の倦怠感やうつ症状に苦しむ人が増えている。WHOでは感染者の1~2割に後遺症が起こる可能性を指摘しており、日本では単純計算で200万~400万人が該当することになる。そんな中、東京慈恵会医科大学…
2022.10.1
がんは日本人の死因トップの病気であるにもかかわらず、検診受診率は低く、精度面でも制度面でも課題がたくさんある。「子宮頸(けい)がん」は女性特有のがんだが、特に若い女性は「恥ずかしい」「痛い」などの理由で受診率が非常に低い。しかしこ…
2022.9.30
かつて、がんは「告知=死」と恐れられました。ところが、抗がん剤やがん治療の進歩は目覚ましく、近年「がん全体の5年生存率は60%強」と言われるまでになりました。しかも、ある条件さえ満たせばほぼ90%は死なない病気になりました。ここでいう…
2022.9.29
かつて、がんは「告知=死」と恐れられました。ところが、抗がん剤やがん治療の進歩は目覚ましく、近年「がん全体の5年生存率は60%強」と言われるまでになりました。しかも、ある条件さえ満たせばほぼ90%は死なない病気になりました。ここでいう…
2022.9.28
かつて、がんは「告知=死」と恐れられました。ところが、抗がん剤やがん治療の進歩は目覚ましく、近年「がん全体の5年生存率は60%強」と言われるまでになりました。しかも、ある条件さえ満たせばほぼ90%は死なない病気になりました。ここでいう…
2022.9.27
かつて、がんは「告知=死」と恐れられました。ところが、抗がん剤やがん治療の進歩は目覚ましく、近年「がん全体の5年生存率は60%強」と言われるまでになりました。しかも、ある条件さえ満たせばほぼ90%は死なない病気になりました。ここでいう…
2022.9.26
かつて、がんは「告知=死」と恐れられました。ところが、抗がん剤やがん治療の進歩は目覚ましく、近年「がん全体の5年生存率は60%強」と言われるまでになりました。しかも、ある条件さえ満たせばほぼ90%は死なない病気になりました。ここでいう…
2022.8.25
コロナ禍の2020年以来日本では激減していたインフルエンザが、今年の秋冬にかけて大流行するのではないかと日本感染症学会が予測している。インフルエンザの診断のために、医師は問診、聴診に加えて喉の奥を診るのだが、この見極めには熟練の技が必…
2022.8.3
悲しみに打ちひしがれ、泣き疲れた後、激しい頭痛に見舞われる人がいる。心労で体調を崩したと思われがちだが、これは「泣き頭痛」と呼ばれる慢性頭痛の症状だ。置かれた状況も相まって対処法を誤ることも少なくないが、適切な処置を講じなければ、…
2022.7.9
昨年、話題になった認知症治療の新薬「アデュカヌマブ」は、日本での承認が見送りとなった。課題の一つが、同薬の価格の高さだ。また認知症は早期発見が鍵となるが、発見のための検査が高額になることも。こうした認知症の早期発見、早期の段階での…
2022.3.29
がんを切らずに治すことができる放射線治療。だが日本で放射線治療を受ける人の割合は、欧米に比べると少ないのが現状だ。しかし、そんながん治療のあり方が大きく変わるかもしれない新たな放射線治療が千葉大学医学部附属病院で始まった。これまで…
2022.1.25
名医やトップドクターと呼ばれる医師、ゴッドハンド(神の手)を持つといわれる医師、患者から厚い信頼を寄せられる医師、その道を究めようとする医師を取材し、仕事ぶりや仕事哲学などを伝える。今回は第44回。現代に生きる日本人を悩ませる「疲労…
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