新型コロナウイルスの影響による外出自粛で、運動不足を実感した人も多いのではないだろうか。

 体調を良好に保つためにも、適度な運動が必要不可欠だ。また、体を動かすことは、よい気分転換にもなる。外出自粛期間中に、家で筋トレをしてみたり、近所を走ってみたりして、気分が晴れやかになるのを感じた人も少なくないはずだ。

 では実際に、日ごろからスポーツをする習慣がある人はどのくらいいるのだろうか。

 一般社団法人ストレスオフ・アライアンスは、全国の男女14万人(男女各7万人、20~69歳)を対象に、大規模インターネット調査『ココロの体力測定2019』を実施。その中で、「人々のスポーツ行動(歩く習慣を除く)」に関する詳細な調査を行っている。

 スポーツをする習慣のある人は、どの都道府県に多いのか。今回は、男性と女性のどちらも対象にした調査から明らかになった「スポーツする人が多い都道府県ランキング」を紹介していこう。

※集計期間は2019年3月6日~18日。調査機関は株式会社メディプラス研究所。サンプル数は20~69歳の男女各7万人で、各県1000サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエイト修正した。また今回は「月1回以上スポーツをする人」の割合を都道府県ごとに集計し、ランキングを作成した。

「スポーツする人が多い都道府県」ランキング
1位は男女ともに東京都

「スポーツする人が多い都道府県ランキング【男性版】」1位は東京都で月1回以上スポーツをする人は55.4%だった。2位には福岡県、3位には京都府が続いた。

 また、「スポーツする人が多い都道府県ランキング【女性版】」の1位も男性と同じく、東京都となった。2位は神奈川県、3位は埼玉県だった。

 男女ともに共通して、神奈川県、埼玉県、愛知県、福岡県、兵庫県といった、首都圏や大きな都市を有する都道府県が上位にランクインした。これには、都市部においてスポーツ施設が充実していることや、地域にメジャーなプロスポーツクラブがあるといったことがスポーツを実施しやすい要因の一つになっていると推察される。