米経済通信社ブルームバーグ・ニュースのスタッフは今月、オンラインで開かれた社内の対話集会で、ジョージ・フロイドさんの死を発端とする抗議活動についての自社の報道に積極性が足りないとして懸念を表明した。集会の一部の録音によると、上級編集者らはそのような出来事に関する報道はブルームバーグが強みとするものではなく、同社が注力するのはビジネスに関する報道だと述べた。また、抗議活動はブルームバーグがオフィスを持たないミネソタ州ミネアポリスで始まった点を指摘し、ニュースや金融情報の収集にブルームバーグの端末を使用している顧客は他の大手メディアの報道にアクセスできると述べた。録音によると、ブルームバーグ・ニュースの最高コンテンツ責任者マーティ・シェンカー氏は集会で「実質的な犯罪現場に関する報道についての判断が、現在起こっていることのニュースバリューへの鈍感さを表しているとは思わない」と述べた。
米国のニュース機関、人種報道巡り難題に直面
さまざまなメディアのスタッフが多様性や報道内容、給与の透明性に関する変化を要求
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