複数の米市民団体がフェイスブックへの広告掲載のボイコットを企業に呼び掛けている。同社がヘイトスピーチなどへの対策を怠ったとし、これに抗議する狙いがある。ボイコット運動は17日に正式発表する。名誉毀損(きそん)防止同盟(ADL)や全米黒人地位向上協会(NAACP)などの団体は、フェイスブックとは数年前から協議してきたが、ヘイトスピーチや誤った情報に関する同社の規定にほとんど変化はなかったとしている。団体は17日付のロサンゼルス・タイムズ紙に全面広告を掲載し、7月にフェイスブックへの広告掲載を控えるよう広告主に訴えた。広告の文面は「自由、平等、正義という米国の最も深い価値観のために連帯して立ち上がり、7月はフェイスブックのサービスに広告を掲載しないよう、全企業に求める」というもの。「フェイスブックの利益が憎悪、偏見、人種差別、反ユダヤ主義、暴力を助長するのに見合うことは決してないという強力なメッセージを送ろう」。
フェイスブックへの広告掲載ボイコット呼び掛け 「ヘイト」対策不十分と市民団体
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