――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米中関係が悪化し、経済的な結び付きが脅かされていても、米国の投資家にはまだ、中国の国債市場に長期的な投資機会が残っている。  金利と経済成長見通しの低下を背景に、米国債を含めほとんどの国債相場は今年、上昇している。中国国債は注目すべき例外で、あまり動きのないドイツ国債や日本国債に近い。  だが、日本国債やドイツ国債と全く異なり、中国国債の利回りはマイナスではない。中国の10年物国債の利回りは2.89%となっている。