米電気自動車(EV)メーカーのテスラが調査会社JDパワーによる恒例の品質調査で最下位に沈んだ。テスラ車が同調査の対象となるのは今回が初めて。JDパワーが24日発表した「初期品質調査」で、顧客が指摘する不具合件数がテスラ車は100台当たり250件となった。今年の業界平均は166件だった。最下位から2番目のブランドとなったのはインドの自動車大手タタ・モーターズが所有する「ランドローバー」で、100台当たりの不具合件数は228件だった。調査では、新規購入した乗用車やトラックについて、当初90日間の評価を顧客に聞き取り調査している。JDパワーの調査は34年の歴史があるが、テスラはこれまで対象になったことがなかった。顧客からの新車登録データを使用するにはメーカーの許可が必要とする州法の規定があるためだ。JDパワーによると、テスラはこうした許可を与えてこなかった。