国外の投資家がこぞって米社債を購入し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で混乱に陥った信用市場の回復に一役買っている。  連邦準備制度理事会(FRB)が米経済の流れを維持すべく講じている措置と、米企業の社債が提供するより魅力的な利回りが相まって、3月下旬以来、アジアと欧州の投資家を引き付けてきた。国際投資家にとって通貨ヘッジのコストが低減したことも需要を押し上げている。  外国からの購入増加は米社債の上昇を維持し、米企業が社債を乱発している時期にあって借り入れコストの増加を抑える可能性がある。