――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
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6月は米国の雇用回復が続いたが、新型コロナウイルスの新規感染者も増加した。ここに回復が腰折れする危険が潜んでいる。
さらに悪いのは、このところの雇用回復と新型コロナの再流行が無関係ではないかもしれない点だ。
米労働省が2日発表した雇用統計によると、6月の非農業部門就業者数は480万人増と、前月の270万人増からさらに伸びた。失業率は11.1%へと、5月の13.3%、4月の14.7%から改善した。それでも2月に比べると就業者数は1470万人少なく、雇用市場には深い穴が開いたままだ。ただ雇用統計の内容はエコノミストの予想より好調だった。