アリゾナ州フェニックス市の公務員、マット・ウェルズさん(33)は4月半ばにオフィスに戻った際、同僚のキュービクル(間仕切りされたデスク)に貼られたメモを見て驚いた。距離を保つよう周りに促していたからだ。ウェルズさんは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に対する「過剰反応だと思った」と話している。現在は自身も同様のメモを貼っている。他人がキュービクルの中に入らないよう、クリップで作ったチェーンもかけている。そうした措置に出たのは、別の同僚が突然入ってきて肩越しに身を乗り出し、コンピューターのスクリーンをのぞいた後のことだ。当時、オフィスでマスク着用は義務付けられておらず、2人とも着用していなかった。「彼女はとても近く、ガムのにおいが分かるほどだった」
オフィス再開でバトル発生? コロナ巡る意識の違いで
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