ミシガン大学の最高財務責任者(CFO)が12月、理事会に新たな5000万ドル(約53億6300万円)の石油・ガス投資の承認を要請した時、それまで聞いたことがない答えが返ってきた。「ノー」である。  理事会はこのニュースを、学生のアクティビスト(活動家)でいっぱいの会合で知らせた。彼らは化石燃料企業への投資をやめるよう何カ月も大学に迫っていた。数週間後、大学はそうした企業への直接投資を全て凍結すると述べた。  計6000億ドル以上の投資資金を管理している米国の大学基金の間で、化石燃料投資をやめる動きが勢いを得つつある。