米国で銃の販売が記録的な数値に達している。銃の購入者や店舗オーナー、銃専門家によると、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)、黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警察官による拘束が原因で死亡した後の社会的動揺、それに続いて起きた警察予算廃止の訴えを受け、身の安全に不安を持つ人が新たに銃を購入している。銃の販売は3月に異例の高水準に上昇し始めた。米国でコロナ感染が拡大し始め、政府が命じるロックダウン(都市封鎖)で失業率が大恐慌以来の水準に上昇したころだ。射撃スポーツの業界団体NSSFによると、連邦捜査局(FBI)が3~6月に処理した、銃購入に際する身元調査は780万件だった。
米の銃販売、記録的な数値に 客層に変化も
6月の身元調査件数は前年同月比136%増
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