いったい誰が始めたのか
調査を始めてみる

「7日間ブックカバーチャレンジ」や類似ワードでサイト検索をしてみたら、「参加する際に気をつけたいこと」「チェーンメールはダメ」「出所が分からないものはシェアしない!」「勝手なタグ付けはプライバシー違反」というSNSのマナー論ばかりひっかかるが、#を付けた本の表紙の投稿は3月頃から始まり4月に入って増えてくる。インスタでは4万件以上、ツイッター、フェイスブックには無限の投稿があって、消えてしまうものもあるため誰が最初かを特定することは困難だった。

 そもそも、外出自粛の息苦しさを何とか楽しくしようという発想は海外のほうが強かったりする。ベランダで歌うイタリア人、家をレストランに見立てて夕食を楽しむアメリカ人、ヘアーモブといって散髪に行けないモジャモジャ頭をSNSで自慢し合うイギリス人、彼らの陽気な姿を遠い日本のスマホでのぞき元気をもらっていたくらいだ。「7日間ブックチャレンジ」も海外から日本へ流れてきた可能性は高い。そこで検索ワードを英語の「Seven-Day Book Cover Challenge」にしてみた。

そもそもの始まりは
コロナとは無関係だった!

 予想通り、海外の投稿が何件もひっかかってきた。ニューヨークタイムズ紙のブックコラム は4月5日付で「7日間ブックカバーチャレンジ」を取り上げ「これは、1週間毎日ソーシャルメディアのプラットフォームで本の表紙写真を投稿する無害なゲームです」と紹介していた。

 やはり、「外出自粛期間を家で楽しもうという欧米人の発想だったのだ…」と、投稿の日付に再度目をやると“Apr 5, 2019”とある。2019年?まだコロナの存在が確認されていない年ではないか。ということは、コロナ禍のロックダウンでゲームが始まったのではないということで、さらに調べを進めると、海外では2017年頃からSNSに多くの投稿が行われていた。