本を選ぶ際に、実際に立読みする以外で参考にすべき情報源は何だろう。新著『読書は「アウトプット」が99%』を出版した経営コンサルタントの藤井孝一氏は、自身もビジネス書の書評・要約メルマガを毎日発行するが、本を選ぶ際にはアマゾンのレビューや、メルマガ、書評サイトを参考にすべきという。その際、注意すべきポイントがいくつかある。
アマゾンのレビューは
批判的なものを参考に
あなたも、今まで行ったことのないレストランを開拓するとき、「食べログ」のような口コミサイトを参考にするのではないでしょうか。
本を選ぶときも、書評サイトやアマゾンのレビューなどの口コミが役に立ちます。
どんな雑誌や新聞にも書評欄はあるので、私は必ずチェックしています。紹介する人によって選ぶ本も紹介の仕方もクセがあるので、自分の好みに合う書評家を見つけられれば、本を買うときの失敗も少なくなるでしょう。
ただし、書評は単なる広告のときもありますし、書評家が知り合いの本を紹介しているときもあります。100%客観的な意見ではないので、「話半分」ぐらいに受け止めるのが基本です。
とくにアマゾンのレビューは、著者の関係者が大絶賛しているときもあれば、著者の商売敵らしき人が罵詈雑言を浴びせているときもあります。個人的な感情が入り混じっているので、いい意見も悪い意見も鵜呑みにしないことです。