米IT(情報技術)大手4社の首脳は29日、そろって下院司法委員会の反トラストに関する小委員会の公聴会で証言する。議員らは過剰な影響力を持つとみる巨大テク企業の抑制を目指しており、各社トップは厳しい追及を受けそうだ。出席するのは、アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス、アップルのティム・クック、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ、グーグルのスンダー・ピチャイの各最高経営責任者(CEO)。公聴会のテーマはこれらのオンラインプラットフォームによる市場支配となっているが、委員会メンバーは各自、自由に質問できる。証言を受けて、政府に行動を求める国民の圧力が高まる可能性がある。公聴会でのやり取りを通じて、大手ハイテク企業の事業運営に関して新たに懸念が高まるような事態になれば、なおさらだろう。