離島が上位に入りやすい理由
ベスト10に唯一入った湖は?

 井田と同着で1位となった前浜ビーチは、宮古島を代表する美しいビーチだ。全長7kmに及ぶ真っ白な砂浜は「東洋一」とも称されている。

 都道府県単位でベスト10に4カ所入ったのは、静岡県と東京都だった。東京都の海水浴場はいずれも離島で、5位に八丈町の底土(CODは0.533mg/リットル)、8位に小笠原村の大村海岸(0.633mg/リットル)、10位に神津島村の前浜と三宅村の大久保浜(それぞれ0.700mg/リットル)がランクインした。

 このうち、大村海岸の海開きは日本一早い1月1日。神事による海の安全祈願のほか、正月ならではのもちまき、ウミガメの放流、郷土芸能の披露が行われる。海に入った人には「初泳ぎ証明書」が発行される。

 今回のランキングでは、離島の海水浴場が上位に数多く入る結果となっている。海の汚れは陸上から流れてくる。人が住んでいる限り、ある程度の生活排水や工場排水が発生する。離島は海流で水が入れ替わるため、水質がきれいに保たれやすいのだ。

 一方、6位の田沢湖(秋田県仙北市、CODは0.600mg/リットル)は、ベスト10に、唯一湖沼としてランクインした。田沢湖は、ほぼ円形のカルデラ湖で、最大水深が423mにもなる、日本で最も深い湖だ。この深さが水質の良さにつながったようだ。

 9位は宮崎県日南市の栄松で、CODは0.667mg/リットル。正面に孤島を望み、遠浅で透明度が高いエメラルドグリーンの海が特長である。