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詐欺電話や迷惑電話は年々増える一方で、「知らない番号には出ない」という自衛策は当たり前になりつつある。また、子どもを狙う犯罪も増える一方だ。こうした現状に対処すべく、警察も動き出した。こうした犯罪から身を守るための警察公式スマホアプリを作成、配布しているのだ。今回は「デジポリス」(警視庁)、「フーくん・ケイちゃんの防犯マスター」(大阪府警)という2つのアプリを紹介する。(テクノロジーライター 大谷和利)
電話による特殊詐欺は、年々増えている
ダイヤモンド・オンラインで2025年に一番読まれた記事が、『「0800」の電話に出ない人が増えている深刻な理由』だったと聞いて驚いた。それだけ、詐欺電話や迷惑電話が増え、日常的に悩まされている人が多いということだろう。また、子どもたちが標的となる、いたずら目的の犯罪も後を絶たない。
このような状況に対し、警視庁や大阪府警といった公的な機関が、犯罪の防止や抑止を目的とする公式アプリを提供しているのをご存じだろうか。今回は、特殊詐欺電話ブロックや痴漢撃退をなど各種防犯機能を備えた「デジポリス」(警視庁提供)と、擬似体験によって犯罪に巻き込まれないための知識を子どもたちに身につけてもらうための「フーくん・ケイちゃんの防犯マスター」(大阪府警提供。以下、防犯マスター)を紹介する。
『「0800」の電話に出ない人が増えている深刻な理由』でも書かれているように、機械的な自動音声による「ロボコール」(コンピュータを使って自動発信する迷惑電話)が、日本で急増している。電話という連絡手段の社会的信頼が低下する中で、私たちは「知らない番号には出ない」という防衛策を余儀なくされてきた。
警察庁の資料によれば、2021年から2024年にかけての特殊詐欺の認知件数は約1.45万件→約2.10万件と増加基調にあり、被害額も2024年に前年比+58.8%と大きく跳ね上がった。2025年は11月末までの暫定値だが、それぞれ2万4912件(前年同期比+33.5%)/1213.3億円(同+108.9%)と、さらなる増加を見せている。
電話を使った特殊詐欺は、件数、被害額共に、年々増加傾向にある(2021年~2024年の確定値) 拡大画像表示







