海水浴場の開設率は
全国平均で59.4%止まり
海水浴シーズンが到来したが、新型コロナウイルスの感染者が全国的に急増する中、海水浴場の開設中止が相次いでいる。砂浜や更衣室、海の家などで密閉、密集、密接の“3密”状態の回避が難しいことが、最大の足かせとなっている。
また、監視や救助に当たるライフセーバーの確保が厳しい事情もある。ライフセーバーの中心は大学生のアルバイトだが、コロナ禍で休校が続いて夏休みが短縮されたり、就職活動時期がずれ込んだりした影響が出ている。
海上保安庁の調査(7月16日時点)によると、全国の海水浴場1156カ所のうちオープンする(開設の検討も含む)のは687カ所で、開設率は59.4%にとどまっている。
今回は、「海水浴場開設率・都道府県ランキング」をお届けする。海上保安庁が取りまとめたデータを使って、都道府県別に今夏の開設状況を詳しく見ていく。それぞれの特徴を見る際に、重要になるのは新型コロナの感染者数だ。併せて確認していきたい。
それでは早速ランキングをチェックしよう。