――筆者のピーター・カッペッリ氏はペンシルベニア大学ウォートン校の教授(経営学)で、同校のヒューマンリソーシズ・センターのディレクター ***  企業が毎年実施する従業員調査(アンケート)は、引退させる必要がある。  企業がそうした調査を実施する理由――職場と従業員に何が起きているかを知るため――は依然として重要だ。しかし、従業員は調査が好きではなく、答えようとしないことも多い。それに、大半の企業は調査結果について何もしない。しかも今は、職場で何が起きているかが調査よりもはるかによく、早く分かる大量のデータに経営陣はアクセスできる。