個人投資家の間で「1株未満」の取引がにわかに熱を帯びている。値がさにもかかわらず、アマゾン・ドット・コムやテスラなど米人気銘柄が今年に入って急騰している背景には、こうした新たな取引手法が上げを増幅している面もありそうだ。今年1月~2月に1株未満の取引を導入した投信大手フィデリティ・インベストメンツは、34万超の口座が同サービスを利用していると明らかにした。ネット証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループは、個人投資家向けに同サービスの提供を始めた昨年11月以降、約11万7000人が1株未満の売買が可能な状況になったとしている。同業チャールズ・シュワブでは、6月の導入以降、6万人超のアカウントが同社の「ストック・スライシズ」を購入したという。
テスラやアマゾンの急騰、1株未満の取引が火付け役
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