――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米政府は6日、金融面での米中の結びつきに狙いを定め、2連銃を撃ち込んだ。中国企業を米上場廃止に追い込む計画と、中国を代表するハイテク大手2社である字節跳動(バイトダンス)とテンセントホールディングスとの取引を制限する大統領令を打ち出したのだ。  これに伴い、勝者の座につくのは、バイトダンスと人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の買収交渉を進めているマイクロソフトかもしれない。米市場から閉め出される中国企業の事実上の代替上場先になるとみられている香港証券取引所も、勝ち組に入りそうだ。