今週の米共和党全国党大会は、2024年の大統領候補者指名を争う可能性のある何人かの政治家にとって、これまでで最も大きな機会となる。党大会がドナルド・トランプ米大統領の後継者になるための資質をアピールする舞台になるからだ。大会初日24日の夜には、トランプ氏の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏とともに、サウスカロライナ州出身の政治家2人、元同州知事で米国連大使も務めたニッキー・ヘイリー氏とティム・スコット上院議員が、テレビのプライムタイム枠に合わせてスピーチを行った。翌日以降の夜には、マイク・ペンス副大統領、アーカンソー州選出上院議員のトム・コットン氏、マイク・ポンペオ国務長官などが登場する。共和党の政治家が将来大統領になるという野望を語るのは、現段階では時期尚早だ。しかし期待を集める新たなスターにとって、大会で発言の機会を得ることは、自らを売り込み、米国民に何らかの印象を植え付ける機会となる。
米共和党大会、2024年大統領候補の審査場
演説するヘイリー氏、スコット氏、ペンス副大統領ら、トランプ氏の後継者になるのか
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