投資先としての今年の勝者には、ハイテク株と金塊が含まれる。それから材木だろう。木材相場は、アップル株や金塊のようにきらびやかではない。しかし、木材など住宅建設関連の資材は、アップルや金塊と同様、連邦準備制度理事会(FRB)の政策から大きな恩恵を受けている。住宅建設への支援が、経済への1つの支援策になることは間違いない。アップルの株主への支援は、経済にとってそれほどの支援にはならない。しかし、ハイテク株上昇へのFRBの貢献でさえも、最終的には複雑な経路を経て、経済全体に波及していくはずだ。それは幸運な出来事だ。なぜなら、ジェローム・パウエルFRB議長が27日に示したFRBの新指針は、低金利状態が長期間継続することを示唆しているからだ。
FRB緩和マネー、コロナ禍で均衡欠き波及に格差
有料会員限定
あなたにおすすめ