新型コロナウイルスの発生以来、スポーツスタジアムは静まり返り、ショッピングモールはゴーストタウンと化し、バーは無人となった。だが空は、誰に聞くかによるが、ずっと混雑している。ハンナ・リバインさん(26)は4月の真夜中にイヌの散歩をしていた時、不思議な黄色の光線が空を滑り、消えるのを目撃した。飛行機には似ていなかった。戸惑ったリバインさんは、スマホの夜の空アプリを取り出し、人工衛星か国際宇宙ステーションかもしれないとチェックしたが、何もなかった。デトロイト地区でベビーシッターをしているリバインさんは「『オーマイゴッド、UFOを見ちゃった』という感じ」と話した。「絶対に未確認飛行物体だった」非営利団体の「全米UFO報告センター(National UFO Reporting Center)」のデータによると、家にいる人が増えているとあって、今年は未知との遭遇の当たり年になろうとしている。同センターは今年これまでの目撃が前年同期の51%増だと報告している。今年記録された5000件のうち、20%は国がロックダウン(都市封鎖)の真っ最中だった4月に起きた。