SP500種指数への米テスラの採用が見送られた。これにより、破竹の勢いだったテスラ株の上昇に急ブレーキがかかっている。SPダウ・ジョーンズ・インデックスは4日午後、四半期のSP500構成銘柄見直しで、手工芸品販売サイトのエッツィ、計測機器大手テラダイン、医薬品会社キャタレントの3社を新たに採用すると明らかにした。指数採用への期待からSP500を押し上げてきたテスラの名前はそこにはなく、不在ぶりが際だった。レーバーデーの連休明けとなった8日の米国株式市場で、テスラ株は21%近く急落し、1日の下落率としては過去最大を記録した。テスラ株は9月に34%値下がりしているが、それでも年初から4倍近い水準に値上がりしている。時価総額も約3080億ドル(約32兆6300億円)に膨らんでおり、米企業の時価総額ランキングで上位に踊り出た。