ドナルド・トランプ米大統領が今春、ジャーナリストのボブ・ウッドワード氏とのインタビューで、国民がパニックに陥るのを防ぐため、新型コロナウイルスの重大さを意図的に軽視する立場を示していると語っていたことが分かった。インタビューは、ウッドワード氏が9月15日発売予定の新著のために行ったもので、CNNが9日、音声記録を入手した。インタビューは全部で18回実施された。それによると、トランプ氏は3月19日に行われたインタビューで、「パニックを引き起こしたくないから」重視しない姿勢を示すとの考えをウッドワード氏に語っている。その数週間前の2月7日には、トランプ氏はウッドワード氏に対し、新型コロナウイルスは「致命的なもの」で、「ひどいインフルエンザよりもさらに致命的だ」と語っていた。