――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***   マイクロソフトとソニーが長年繰り広げてきたビデオゲーム機の価格戦争は下火になった。ただそれは、さらに大きな戦いが迫っているからにほかならない。  両社は2006年以降、価格を巡ってしのぎを削ってきた。ソニーは同年発売した家庭用ゲーム機「プレイステーション3」の価格をマイクロソフトの「Xbox(エックスボックス)360」より100ドル高く設定。その結果、プレステの貴重な優位性がやや失われ、販売台数は旧モデルの半分強にとどまった。