――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国で家計純資産が過去最高を記録したことと過去最大の景気後退が起きている現状は、相いれない組み合わせに見える。だがこれは、第2四半期に起きた事実だ。  米連邦準備制度理事会(FRB)は21日、第2四半期の米家計の純資産が、前四半期から6.8%(7兆6000億ドル、約798兆円)増加し、119兆ドルになったと発表した。この額は、昨年第4四半期に記録した過去最高を上回った。