
人と会うのは一度きりで終わらない。2度目、3度目と縁が続くかどうかは、ほんの小さな行動の積み重ねで決まる。たとえば、一言添えて手土産を渡す、相手のためにできることを提案する…その姿勢こそが、信頼につながるという。インタビュアーの早川洋平氏が、誰でも実践できる“また会いたい”と思われる工夫を紹介する。※本稿は、早川洋平『会う力 シンプルにして最強の「アポ」の教科書』(新潮社)の一部を抜粋・編集したものです。
相手に感謝の意を表す
「お礼」に適した方法は?
お目にかかる方へのお礼はどう考えればいいですか?
この仕事をしていて僕がよく聞かれることのひとつです。相手の貴重なお時間をいただくのですから、悩みますよね。謝礼?物品?手紙?…これだ!と言い切ることができればいいのですが、残念ながらこればかりはケースバイケースというのが正直なところです。僕も今でも悩みます。
とはいえ、これまでの経験を踏まえて僕なりの基準のようなものはあります。全ての方に当てはまる正解というわけではないと思いますが、少しでもご参考になれば幸いです。
お礼(1)謝礼
お目にかかりたい理由や状況が個人的なことであれ、仕事に関連したことであれ、シンプルにお支払いできる金額をお伝えし、ご相談するのが一番だと思います。もしくは、「謝礼はどのくらいご用意させていただけば良いでしょうか」とこちらからうかがっても問題ないと僕は思います。
どのくらいの金額が妥当なのかは、お相手しかわかりません。いずれにせよ、自分1人でああでもないこうでもないと悩むよりも、率直にご相談してみましょう。