ルース・ベイダー・ギンズバーグ米最高裁判事の死去に伴い、医療保険制度改革法(オバマケア)の行方が米大統領選の争点に浮上してきた。最高裁は投票日の1週間後にあたる11月10日に、オバマケアに関する審理を開始する。ギンズバーグ氏の死により、最高裁のリベラル派判事はすでに3人に減った。ジョン・ロバーツ長官がリベラル派とともにオバマケアの存続を支持しても――過去に2回支持している――後任に保守派判事が新たに就任すれば、オバマケアの将来を脅かす恐れがある。テキサスを中心とする右派寄りの州グループは、連邦議会が加入義務を怠った場合の罰則金をゼロにしたことで、オバマケア全体が無効になったと主張しており、最高裁ではこの点が争われる。
オバマケア廃止か存続か、大統領選争点に急浮上
ギンズバーグ最高裁判事の死去で廃止に現実味
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