ケイト・ヘイズさん(33)は最近、シカゴのレストランを訪れて驚いた。ワイン付きのディナーに1時間半の時間制限が設定されていたからだ。その日は平日で空きテーブルも多かったが、食事中は同行者とゆっくり近況を報告し合うより、時間内に食べ終えることばかり考えていたという。「『よし、次のワインが来るまでにこれを飲み込まなければ』と思った」。贈答用品会社の共同創業者であるヘイズさんはそう話した。新型コロナウイルス対策として飲食店への入店人数が制限される中、一部のレストランは生き残りをかけて、時間制限という異例の対応を取っている。テキサス州ヒューストンの心臓病専門医、スタン・ダッチマンさん(56)は事前にインターネットでメニューを熟読しているため、給仕係が来たらすぐに最初の一品とアペタイザーを注文できる。「何を頼むか、ほとんど決まっている」
「急いで召し上がれ」 コロナで時間制限するレストラン
米で一部が導入、回転率重視「1分たりとも無駄にできない」
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