ドナルド・トランプ米大統領は現在、世論調査の支持率が過去数カ月かで最低水準にあり、選挙広告支出でも後れを取り、過去1週間は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性反応を受けて選挙キャンペーンから遠ざかっている。大統領選挙投票日まで、あと3週間余りしかない中でトランプ氏は、再度の立て直しに期待を寄せる。過去1週間をホワイトハウス内で過ごしたトランプ氏は、差を縮めるために通常とは異なる戦略を取った。トランプ氏は、民主党大統領候補のジョー・バイデン氏との2回目の討論会について事務局が健康面の問題に配慮してバーチャル形式にすべきと提案したことを受け、同討論会に参加しないことを決めた。トランプ氏は、自身の政治的ライバルたちに対し十分強い敵対姿勢を示していないとして、ビル・バー司法長官、マイク・ポンペオ国務長官という2人の最重要閣僚を批判した。
挽回狙うトランプ氏、頼りにする切り札とは
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