ドナルド・トランプ米大統領は、さまざまな国際機関の機能を阻害してきたことで、しばしば激しく非難されてきた。しかし、国際連合(UN)のような機関は、自らの信用を傷つけている。先週の国連人権理事会(UNHRC)の選挙を見てみるがいい。13日の選挙では、キューバ、ロシア、中国が47カ国で構成される人権理事会のメンバーに選ばれた。そう、現在の3大人権侵害国だ。新たに選出されたメンバーは、ベネズエラやエリトリアなど現メンバーとともに、「世界中のすべての人権の強化、保護に責任を持つ」ことになる。非政府組織のUNウオッチによれば、人権理事会メンバーの51%は現在「自由な民主主義の最低限の基準すら満たしていない」という。この立派な新メンバーの加入により、この比率は60%に高まることになる。
【社説】国連の人権パロディー
キューバ、ロシア、中国の3大人権侵害国が人権理事会メンバーに
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