人工知能(AI)ブームをけん引する新興企業の最大手であるAI企業向けクラウドサービス会社の米コアウィーブが、6週間で330億ドル(約5兆1100億円)の時価総額を失った。株価急落の背景には、AIバブルの可能性、合併失敗の余波、そしてエネルギー大手エンロンの破綻を予測したことで知られる著名な空売り投資家ジム・チャノス氏による公の場での批判に対する投資家の懸念がある。だが、同社の最大の問題の一部は、極めてローテクな厄介事から始まった。テキサス州北部を襲った予想以上に激しい暴風雨だ。