ビデオゲームの将来はクラウドにあると賭けるハイテク大手の一群に米フェイスブックも加わった。フェイスブックは自社のゲーム専用アプリ「Facebook Gaming(フェイスブック・ゲーミング)」にネットフリックス型のゲーム配信サービスを無料で追加する。コンテンツライブラリを拡充し、一段と複雑なマルチプレーヤーゲームを取り入れる動きだ。アルファベット傘下グーグルやマイクロソフトなど競合他社はクラウドゲームを有料登録サービスとして導入しており、フェイスブックの無料モデルは対照を成す。同社が26日明らかにしたところでは、米国内の一部で携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」用のフェイスブックアプリで、カーレースの「アスファルト9:Legends(レジェンズ)」など6つのゲームが利用可能となる。さらに多くのクラウドゲームを追加し、アクセス可能な地域を徐々に拡大していく計画だという。