米グーグルの親会社アルファベットは47億5000万ドル(約7400億円)を投じ、人工知能(AI)を巡る競争で生じた課題の解決を目指す。課題とはすなわち、増え続けるデータセンターを稼働するための電力確保だ。アルファベットは風力・太陽光発電インフラ会社インターセクトの買収で合意した。アルファベットはテック大手として初めて、自前の発電事業者を傘下に収めることになる。電力当局はテック企業が自家電源を持つことを歓迎しており、トランプ米政権は電力コストを消費者に転嫁しないようテック業界に圧力をかけている。このためグーグルは競合他社より優位に立てる可能性がある。グーグルはこれまでも、大口の電力確保にさまざまな角度から取り組んできた。グーグルは同業他社に先駆けて、常時稼働する先進的な原子力発電所や地熱発電所の開発契約を結んでいる。送電網に負荷がかかる時間帯にデータセンターの電力使用量を減らす方法を試したのも同社が初めてだ。インターセクトの買収により、アルファベットはデータセンター用の自家発電網を構築する、業界初の企業となる見通しだ。
グーグル、AI競争の武器は自家電源
グーグルの親会社アルファベットは風力・太陽光発電インフラ会社の買収などを通じて、データセンター向け電力確保へさまざまな手を打ってきた
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