米新興ニュースメディア、バズフィードのジョナ・ペレッティ最高経営責任者(CEO)は、10月初旬に開催した全社向けのビデオ会議で、明るいニュースを発表した。2014年以来初めて、今年は損益トントンの目標を達成できそうだという。ただ、バズフィードがどうやってそこまでこぎ着けたのかは明らかにされなかった。同社の業績に詳しい関係筋によると、今年の売上高は前年水準を著しく下回る見通しだ。背景には、新型コロナウイルス危機の当初、広告収入に大きな下押し圧力がかかったことがある。だが、バズフィードは、減給やレイオフなどによる約3000万ドル(約31億4500万円)相当のコスト削減策などを通じて財務を安定させ、逆風による影響を相殺したという。