米大統領選はまだ終わっていない。民主党候補のジョー・バイデン氏がより勝利に近づいているようだが、11月4日の日没時点で、中西部の北部地域での同氏のリードは再集計や法廷闘争を免れるほどの大きさではない。一方、ペンシルベニア州の投票結果はエリー湖の水のように不透明だった。バイデン氏が勝利に近いとする根拠は至ってシンプルだ。一部のアナリストは同氏がすでにアリゾナ州での勝利を確実にしたと主張している。4日に伝えられたミルウォーキーとデトロイトなどの開票状況によると、ウィスコンシン州とミシガン州も同氏が制したとみられる。その場合、あとネバダ州を獲得すれば、選挙人の数が大統領選で勝利するのに必要な270人に達することになる。ペンシルベニア州の結果がどうであろうと関係ない。
【社説】トランプ氏とバイデン氏、長期戦も
集計と法廷闘争が終わるまではどちらも勝利宣言をすべきではない
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