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「ネットの底なしの可能性に魅せられて」(Evernote・上野美香)――元MS日本法人会長古川享が聞き出す 今を駆けるスマート・ウーマンの本音

林 正愛 [アマプロ株式会社社長]
【第3回】 2012年9月27日
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上野:ツイッターは、入社する前からヘビーユーザーだったのですが、短い文でぱっと発信できて、気軽にコミュニケーションができるというスタイルが自分にとても合っているサービスなんだと思います。ある程度まとまった文章でしっかり書くブログより、140字の制限があるツイッターや、写真だけで表現するFlickr、他にもFacebookやGoogle+など、短い投稿で表現したり発信したりできるほうが得意なので、そういうメディアが増えてくるのはとてもうれしいです。

 ツイッターを通して、自分の好きなこと、興味のあることがわかり、これは他の人に伝えたらいいだろうな、というようなことがわかるようになりました。

人とのつながりでEvernoteへ

古川:Evernoteに移ったきっかけは。

上野:もともとは、Evernoteが日本でカンファレンスをするときに単発でお手伝いをしていました。そのうちに、もう少し稼働を上げてやりませんかというお話をいただき、それがきっかけです。ちょうど他のクライアントの仕事が終了する時で、本当にタイミングが良かったです。これまでも全部そうなんですが、お話をいただくのがある仕事の切れ目だったり、流れが変わる時だったりで、ちょうどいい頃が多いです。大事なのは、やはり人のつながりだなと思います。

古川:具体的にはEvernoteでは何をやっているでしょうか。

上野:マーケティング&コミュニケーションのディレクターです。昨年3月からフルタイムで仕事を始めたのですが、最初の1年くらいは日本オフィスのスタッフが3人しかいなかったので、何でもやりました。広報業務、マーケティング、日本にいるパートナー企業の対応、トラブル対応、ビジネス・ディべロップメント、オフィス探し、引っ越し、会計事務所とのやりとり、人材採用、契約交渉などなど、全てです。

古川:Evernoteを全然知らない人もいるかもしれないので、少し会社について説明してくれますか。

上野:Evernoteは、「ネット上の自分専用のスクラップブック」のようなものです。そこにメモを書いたり、写真を貼ったり、作成途中のプレゼンファイルを保存したり、録音した音源を保存してもいいし、自分の好きなように使えます。自分が覚えておきたい情報、それがネット上にあるという感じです。デジタルになる情報は全部保存でき、いつでもどんな端末からでも(PCでもモバイルでも)引き出すことができます。人の記憶は限られていて、忘れてしまうことも多々あるので、「あれ、なんだったっけな」という経験は誰にでもあるんじゃないかと思います。後から使ったり探す情報はとりあえずEvernoteにいれておく。自分の記憶を補完するツールとして使っていただけます

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林 正愛
[アマプロ株式会社社長]

りん・じょんえ/BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ、ファイナンシャルプランナー、英検1級、TOEIC955点。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。British Airwaysに入社し、客室乗務員として成田―ロンドン間を乗務。その後中央経済社、日本経済新聞社にて、経営、経済関連の書籍の企画および編集を行う。2006年10月にアマプロ株式会社を設立。仕事を通じて培ってきたコミュニケーション力や編集力を活かして、企業の情報発信をサポートするために奔走している。
企業の経営層とのインタビューを数多くこなし、その数は100名以上に達する。その中からリーダーの行動変革に興味を持ち、アメリカでエグセクティブコーチングの第一人者で、GEやフォードなどの社長のコーチングを行ったマーシャル・ゴールドスミス氏にコーチングを学ぶ。現在は経営層のコーチングも行う。コミュニケーションのプロフェッショナルが集まった国際団体、IABC(International Association of Business Communicators) のジャパンチャプターの理事も務める。2012年4月から慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科で学んでいる。2児の母。

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