規制当局は米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コムの勢いにブレーキをかけることができるだろうか?投資家はこの件について心配していないようだ。電子商取引の巨大企業アマゾンが「一芸」企業だったのはとっくの昔の話だ。アマゾンのクラウド事業は、年間売上高が400億ドル(約4兆2000億円)と、「フォーチュン 500(米フォーチュン誌が毎年発表する米国の上位500社リスト)」では80位あたりに相当する。さらに、アマゾンのサードパーティー事業の2020年9月期の売上高はそれを大幅に上回る686億ドル。米電子商取引大手イーベイの5倍以上だ。アマゾンの最大の事業部門はやはり自前の物品販売であり、現在の年間売上高は1280億ドルを超える。
アマゾン独禁法違反警告、投資家は心配無用なのか
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