アルツハイマー病のリスクで重要なのは、どこに住んでいるかだ。科学者や医療研究者の間では、加齢と脳の特定の変化がアルツハイマー病や関連認知症の発症率を高めることが知られてきた。研究者はここに来て、居住地がどう影響するかに注目している。米国では580万人がアルツハイマー病を患っており、死因の6位に入る。一連の新たな研究は、アルツハイマー病の有病率が高い郡や地域を特定している。高齢化の研究者はこうした地域について、アルツハイマー病に関連する共通の危険因子があるのか、リスクを減らすことは可能かを調べている。研究者は政府統計や医療データをもとに、アルツハイマー病の有病率が高い地域と低い地域を割り出した。データによると、コロラド州やアリゾナ州などの西部の州に比べ、フロリダ州やテキサス州などを含む南東部やメキシコ湾岸の州で有病率が高いことが明らかになっている。
アルツハイマー病「多発地域」 米で注目
新たな研究は有病率の高い居住地を特定
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