ホワイトハウスにとどまろうとするドナルド・トランプ大統領の試みが行き詰まる中、来年1月5日にジョージア州で実施される連邦上院選の決選投票に向け、上院共和党がてこ入れを図っている。その結果次第で共和・民主両党のどちらが上院の主導権を握るかが決まる。共和党の関係者らによると、ミッチ・マコネル上院院内総務(共和、ケンタッキー州)と、共和党上院委員会(NRSC)委員長を間もなく退任するトッド・ヤング上院議員(共和、インディアナ州)は、共和党現職のデービッド・パーデュー上院議員とケリー・ロフラー上院議員が当選できるよう議員らに支援を求めた。複数の上院議員はジョージア州を訪れて有権者に支持を呼び掛けているほか、自身の献金者を通じ、選挙戦に投じた資金が既に3億ドル(約312億円)に達しようという現職2人の資金調達を支援している。