ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの冬は不満に満ちたものにはならないだろうが、春は恐らく別の話だろう。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まって以来、投資家のお気に入りとなっているズームだが、11月30日に発表した8-10月期(第3四半期)決算は再び絶好調となった。売上高は前年同期比4倍以上増の7億7700万ドルとなり、もともと堅調だった同社見通しを13%も上回った。11-1月期(第4四半期)も同程度の増収を見込んでおり、21年度通期の営業利益は8億6500万~8億7000万ドルの範囲になるとの見通しを示した。前年度の営業利益は約1270万ドルだった。
ズーム疲れ、既に株価にも
決算や見通しは絶好調も、来年のコロナ特需消失に懸念
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