フランス当局は、X(旧ツイッター)のパリ事務所を家宅捜索し、同社を率いるイーロン・マスク氏を「任意の事情聴取」のため召喚した。欧州の規制当局とXとの対立が大きくエスカレートした形だ。フランスのサイバー犯罪捜査当局は3日、昨年初めに着手した広範な捜査の一環として、Xの事務所を捜索していると明らかにした。捜査対象は、コンテンツのランキングを決めるXのアルゴリズムがフランスの政治に対する「外国の干渉」にあたるという疑惑から、Xのチャットボット「Grok(グロック)」が生成した性的なディープフェイク画像に関するXの責任問題に拡大している。検察当局によると、フランス当局はまた、児童ポルノの流布やフランスで違法とされるホロコースト(ユダヤ人虐殺)の否定など、Xを巡る他の潜在的な疑惑についても捜査している。